ティッシントンの井戸装飾祭 

毎年、キリスト昇天祭に行われるティッシントンのWell Dressingをみてきました。
2003年は、5月29日(木)にフェスティバルが始まりました。
以下はその初日に訪れた記録です。

 井戸装飾祭の解説

 ティッシントンはダービーシャーにあり、ピークディストリクト・ナショナルパークの南端に位置する。ここでは、集落のなかにある6ヶ所の井戸が装飾されていた。

 ここの装飾は、聖書から題材が取られることが多い。
    

装飾される井戸の位置

1. Hands Well

2. Childrens Well

3. Hall Well

4. Yew Tree Well

5. Town Well

6. Coffin Well


歴史
 Well Dressingの起源はよくわかっていない。一つの説には、1348-1349年の黒死病の直後に始まったというものだ。ティッシントンでは清潔な水の供給によって、その被害から逃れることができ、それに感謝を捧げるために装飾が行われるようになったという。
 もう一つには、1615年の厳しい干ばつのときに復活したという説がある。この干ばつはとても厳しかったにもかかわらず、ティッシントンの五つの井戸は涸れることがなかった。この止むことのない水の供給に感謝するため、感謝祭が開催されるようになったという。

 井戸の装飾を見学する人々
 好天に恵まれ、みな軽装で散策を楽しんでいた。

 ティールーム前の賑わい
 左奥にティッシントン・ホールがみえる。


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