「郷土」研究会編『郷土―表象と実践―』
2003年6月刊 嵯峨野書院 16+272頁 2,800円
■第1部 郷土意識の形成 |
●第1章 |
戦時中の郷土教育をめぐる制度と実践 |
――群馬県師範学校・女子師範学校の事例を中心に |
関戸明子 |
●第2章 |
郷土教育と地理歴史唱歌 |
加藤政洋 |
●第3章 |
昭和初期に記述された郷土と手仕事 |
――山陰の民藝運動と牛ノ戸窯を事例として |
小畠邦江 |
●第4章 |
地域の展示と「私たち」の生成 |
福田珠己 |
■第2部 国民国家と郷土/故郷の創出 |
●第5章 |
風景のローカリズム |
――郷土をつくりあげる運動 |
荒山正彦 |
●第6章 |
勝ち抜く行事 |
――翼賛文化運動における祭礼行事・民俗芸能の「活用」 |
金子直樹 |
●第7章 |
郷土という幻想 |
――民謡の場所とは |
潟山健一 |
●第8章 |
戦前期東京の「郷土の緑」 |
――東京郊外の郷土史家・富岡丘蔵の言説をめぐって |
石崎尚人 |
●第9章 |
都市人と郷友会 |
――高度成長期における出郷者の都市生活 |
山口 覚 |
■第3部 「郷土」の詩学と政治学 |
●第10章 |
郷土のもの/郷土のこと |
――民俗学・民藝・民具研究 |
竹中 均 |
●第11章 |
自然の国民化/国民の自然化 |
――和辻風土論の再検討 |
中島弘二 |
●第12章 |
地域アイデンティティと歴史意識の交錯と変容 |
――沖縄における歴史修正主義に関して |
大城直樹 |