関戸 明子『草津温泉の社会史』
青弓社 2018年5月発行
定価 2400円+税 A5判 219頁
ISBN978-4-7872-2075-2
<目 次>
凡例
序 章 本書のねらいと構成
第1章 草津温泉をめぐる自然と歴史叙述
1 草津白根山の自然史
2 開湯伝説と歴史叙述
コラム 草津白根山の火山災害
第2章 温泉の利用形態と管理方法
1 全国的な源泉開発の動向
2 共同浴場の変遷
3 引湯の技術革新と万代鉱源泉の開発
4 温泉の集中管理の仕組み
第3章 温泉を基盤とする地域社会の形成と変容
1 明治期の温泉地の改良
2 草津電気鉄道の開通と温泉街の変容
3 戦後復興から高原リゾート開発の時代へ
4 バブル景気から今日に至る温泉まちづくり
コラム 国立療養所栗生楽泉園の現在
第4章 旅行者の動向と場所イメージ
1 明治期から昭和初期までの入浴客の動向
2 紀行文に描かれた草津
3 一九五〇年代以降の観光入込客の動向
4 「旅」の記事にみる草津
第5章 描かれた草津/写された草津/格付けされた草津
1 描かれた草津
2 写された草津
3 格付けされた草津
終 章 結びにかえて
1 男性客ばかりの時間湯
2 草津の歴史や文化を味わう
参考文献一覧
あとがき